ウインタースポーツの人気が高まる中国から観光客を呼び込むため、札幌市が、中国の大手企業と近く提携を結ぶことが分かりました。

札幌市が提携を結ぶのは、中国国内で複数の屋内スキー場を手がける大手の「BONSKI」です。

市の幹部が来週末に中国南部の深センを訪れ覚書を交わす予定で、市が海外の企業とウインタースポーツに関する協定を結ぶのは初めてです。

札幌市によりますと提携を受け、BONSKIのインストラクターを雇用する形で、札幌市のばんけいスキー場に外国人対応の常設のスキースクールを開設する予定です。

札幌市は2024年、中国で開かれたウインタースポーツの博覧会に出展して以来、BONSKIとの協議を続けてきました。
札幌市は冬場の観光消費の拡大を図るため、2030年度までに市内6つのスキー場の来場者数を現在の102万人から116万人に増やす目標を掲げていて、今回の提携で外国人の受け入れ拡大を図りたい考えです。