北海道函館市にある、佃煮や塩昆布などの生産を手掛ける工場。

昆布の生産量日本一のマチで、フル稼働が続きます。

実は、意外な取り合わせが、新たな力になっているんです。

昆布工場の助っ人は“トヨタ”の社員

「基準標準ルールを決めて守り守らせることをやっていきましょう」

社員やパートに声をかけ、困りごとを聴き取って回る、鈴木龍也さん(62)。工場が頼りにする人物です。

といっても、昆布のプロではありません。あくまでも副業で、出社は月に1回。本業は、トヨタ自動車北海道の社員なんです。


・トヨタ自動車北海道 モノづくりサポートグループ 鈴木龍也さん
「僕も最初、食品関係って畑が違うので、うまくやれるのかなっていう思いがあったんですけど、私たちのバイブルでもあるトヨタ生産方式っていうものづくりの考え方は改めて思ったんですけど、どの業界にも通用するんだなと感じています」