8月、札幌市白石区の路上で男性が刃物で切り付けられ、行方がわからなくなっていた事件で、19日むかわ町で身元不明の遺体が見つかり、警察は関与したと見られる30代の男から事情を聴いています。

この事件は8月2日夜、札幌市白石区の会社役員、大上文彦容疑者(49)が知人の西村隆行さん(55)を刃物で切り付け、けがをさせた疑いで逮捕され、事件後、西村さんの行方がわからなくなっていました。

 捜査関係者によりますと、警察がこの事件について調べを進める中で、大上容疑者とは別の30代の男を任意で事情聴取しました。

 男の供述に従って、むかわ町旭岡付近の草地を掘り起こしたところ、19日午後6時ごろに遺体が見つかりました。

 遺体の性別や詳しい状態はわかっていません。

 警察は遺体の身元を特定するとともに、30代の男が一連の事件にどう関与したのかやすでに逮捕されている大上容疑者との関係など、慎重に調べを進めています。