北海道内では「稲刈り」が始まりました。新米の価格はどうなるのでしょうか?

空知地方の由仁町から出来秋の便りが届きました。新米の季節到来です。

■新米価格の最新動向

舟山農産 舟山賢治代表(18日当麻町)
「とてもいい出来だと思います。今年は」


上川地方でも、黄金色の稲穂が頭を垂れていました。

猛暑にも負けず「豊作」が予想される中、ホクレンは、農家に支払う前払い金を大幅に引き上げることを決めました。

新米の価格にも影響しそうです。

舟山農産 舟山賢治代表
「非常に経営的にはありがたいですし、この価格が続いてくれれば」

『令和の米騒動』は収まるのか? それとも再来するのか? もうひとホリ します。

■5キロ3737円、前週比195円高く

農林水産省が発表した、全国のコメ5キロの小売価格では、今月10日までの1週間では 前の週より195円高くなり3737円となりました。

札幌市内のスーパーをのぞくと…

キテネ食品館月寒店・中塚誠社長(19日)
「令和6年産の米の値段は変わってはいない状況、多分これは新米が出てくるまでは、このままの価格ではないかなと」


そんななか先週、ホクレンは、この秋収穫する予定の新米を集荷する際に農家に支払う前払い金「概算金」を決定。

玄米60キロ当たりで「ゆめぴりか」は3万円。「ななつぼし」が2万9000円と、去年と比べて1.7倍以上引き上げました。

上川地方の当麻町の稲作農家 舟山賢治さん。新米は、独自で開拓した販路とともに、地元の農協にも出荷します。

今回の概算金の引き上げについては…

舟山農産 舟山賢治代表
「やっぱりそれくらいの価格がついてこないと我々の経営も安定しませんし、この価格が続いてくれれば本当に、若い人たちもやる気を出して、農業・稲作に取り組んでくれる状況、時代が来ると思います」

ホクレンが、農家への支払い金を増額した背景には、長引くコメ不足が大きく影響しています。