北海道知床半島の羅臼岳で、クマに襲われた20代の男性の捜索が再開しました。

14日午前11時ごろ、羅臼岳の斜里町側で、友人の男性と2人で登山中だった20代の男性がクマに襲われました。

 警察によりますと、襲われた男性は友人の200メートルほど先を歩いていて、友人が突然、自分の名前を叫ばれたため駆け寄ったところ、男性がクマに襲われ、抵抗しているところを目撃しました。

 男性はそのままクマに登山道の脇の茂みに引きずり込まれ、その際、両足の太もも付近から、かなりの出血があったということです。

 現場は標高約550メートル付近とみられ、警察やハンターが15日午前5時半から男性の捜索を再開しています。