クマによる被害が相次いだ北海道福島町に、クマを寄せ付けないごみステーションが設置されました。

 7月、福島町で新聞配達員の男性を襲ったクマは、専門家の調査で、人間が捨てたごみに執着して市街地に下りてきた可能性が指摘されています。

 自然保護団体の「日本熊森協会」北海道支部は、5日、福島町にクマがごみを漁ることが不可能なごみステーション「とれんベア」を寄贈しました。

 網走のメーカーが開発した「とれんベア」は、重くて厚い鉄製の箱で、クマに体当たりされても容易に倒れない設計です。

 

 日本熊森協会北海道支部・鈴木ひかる支部長
「(クマに)居つかせないようにするためには、生ごみの臭いをさせないこと」

 団体は今後も、クマが市街地に下りないよう対策を講じたいと話しています。