◆車内でペットを自由にさせるのも注意

車を運転中にうっかりやりがちな行為は、まだあります。

かわいいからと、ついついやりがちですが車内でペットを自由にさせて運転席にきたりすると、『安全運転義務違反』にあたる可能性があります。

また、ペットが助手席などから顔を出してサイドミラーの視界が妨げられると『乗車積載方法違反』に問われる可能性もあります。

・安全運転義務違反:普通車9千円、違反点数2点
・乗車積載方法違反:普通車6千円違反点数1点

◆けがや病気、薬の影響も過労運転に該当するおそれ

さらに、けがや病気、または薬物の影響によって正常な運転ができない恐れがある場合は『過労運転』に該当する可能性があります。

こちらは、無免許運転や酒気帯び運転と同等の重い刑罰です。

実際にあったケースでは、風邪をひいて具合が悪い状態で蛇行運転。その後、ガードレールにぶつかる自損事故を起こして、罰金30万円の判決が出たという判例もあります。

・過労運転等の禁止:3年以下の懲役又は50万円以下の罰金、違反点数25点欠落期間2年免許取り消し処分

・交通ジャーナリスト 今井亮一さん
「交通違反の検挙率は極めて低いが「捕まらない」と思って運転しているといつかは事故を起こす。違法行為をして事故を起こすとその分過失の程度が重くなる」

一歩間違えると凶器と化す車。肝に銘じて安全運転をしましょう。

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