北海道奥尻町から46年ぶりにプロ野球への扉を開けた選手がいます。東京ヤクルトスワローズから4位指名された知内高校の坂本拓己投手。島で明け暮れたキャッチボールからドラフトまでの軌跡をたどります。
坂本拓己選手(知内高校・奥尻町出身)



坂本投手が育ったのは人口2300人あまりの漁業と観光の町、北海道奥尻町です。小さな島の小さな野球チームがひとりの少年の大きな夢を育みました。

1メートル80センチ、85キロのサウスポー。恵まれた体格と最速147キロの速球にプロが視線を注いでいます。

坂本拓己投手は3人兄弟の末っ子です。

坂本投手の母親・陽子さん
「1番甘えん坊かな」
坂本投手の父親・治広さん
「これ拓己の落書きです。消えないマジックで書いたみたい、あっちこっち書いたみたい」
坂本投手の母親 陽子さんと父親 治広さん


10歳離れた兄から影響を受け、小学1年生で少年野球チーム「青苗スカイバード」に入団。坂本少年の原点を知る監督は、当時の意外なプレーを証言します。