「(妻の)浩子と一生背負って生きていいく」

9日、検察側は、修被告のスマートフォンに「殺人時効」の検索履歴が残っていたことについて質問すると、修被告は「私がしていないとなると娘が検索したことになります」と述べ、瑠奈被告の犯行計画を事前に知っていたのではないかとする検察側の指摘を否定しました。

また検察側からも自首の説得をしなかった理由を問われ「娘が今後、回復したときに親に通報されたことをどう乗り越えるのかを考えたら通報できなかった」と説明しました。

田村親子の自宅(札幌市厚別区)

裁判長から「今後の人生をどう過ごしていくのか」と問われ、修被告は「被害に遭った人への被害弁償として、社会でどのような役割を与えてもらえるかによるが、浩子と共に一生背負って生きていく所存であります」と述べました。

次回の公判は18日で、検察側の論告求刑と弁護側の最終弁論が行われ、結審する見通しです。

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