全国でも人手不足が、顕著に現れているのが「介護」の現場です。

介護人材を新たに確保しようと、北海道名寄市が手を組んだのは、ヒマラヤ山脈を抱く国でした。

◇《北海道のマチで介護現場に立つネパール人女性》

ネパール人 シェルパ・ラクパさん(40)
「世界で一番ラッキーだねと思います」


シェルパ・ラクパさん。2年前の2023年5月、ネパールから名寄市にやってきました。人口、およそ2万5000人名寄市です。

ネパール人 シェルパ・ラクパさん(40)
「雪楽しみです。木の上に雪が積もったのが、きれいだから大好きです」


シェルパさんは、名寄市が運営する特別養護老人ホーム『清峰園』で、介護士として働いています。

ネパール人 シェルパ・ラクパさん(40)
「これ取るの?これ着る?」


清峰園ではいま、9人の外国人が働いています。

このうちネパールから来た人は7人。シェルパさんは、利用者の介護をしながら、後輩の指導にもあたっています。

男性利用者
「一生懸命だね、ネパールの人はね。真面目だね」

女性利用者
「すばらしいと思う」