グリーン車限定の新サービスが誕生!制服もリニューアル

ワゴン販売は終わりましたが、新幹線の快適さや安全性にさらに磨きをかけています。

(今北泰之人事部長)
「世界最高の接客サービスがあるということを前面に打ち出して、そこにやりがい・魅力を感じていただける方がたくさん来ていただければ」

パーサーの訓練の場が、モックアップ室と呼ばれる部屋です。新幹線の客席を再現しており、ここで実際の車内を想定して研修を行います。ここでは、グリーン車向けに始まった「新たなサービス」の訓練を行っていました。

それが、グリーン車の乗客がスマートフォンで座席に設置されたQRコードを読み込めば、欲しいものを好きな時に注文できるサービスです。

(パーサー・由永紗希さん)
「『乗ってすぐ』『富士山が見える前』など、お客さまが欲しいタイミングでご注文いただけるということがメリット。あとは私どもも余裕を持ってお客さまのところへ持っていける。WIN-WINなのかなと思います」

さらに、「最高のおもてなし」を目指すパーサーは、制服も去年リニューアル。外資系のホテルをイメージして作られました。

車内のあらゆる出来事に対応!高いプロ意識を持つパーサー

さらにここで、これまで100人以上のパーサーを育てたインストラクター・恩地杏奈さんに、大石アンカーマンを見習いパーサーに見立てて指導してもらいました。

早速、大石アンカーマンがグリーン車にコーヒーを運ぶ業務を体験しますが、挨拶から厳しい指導が入ります。

(インストラクター・恩地杏奈さん)
「ちょっと違います。お客さまの空間にお邪魔させていただきますという気持ちを込めて、『失礼いたします』」

なんとか一連の接客をやりきりましたが、恩地さんからは指摘がいくつも…
パーサーはこうした研修を何度も繰り返し、より良い接客を学んでいきます。

接客以外にも、車内アナウンスや不審物への対応、さらに海外からの乗客の案内など、車内で起きるあらゆる事に対応しなければならないパーサー。一連の対応を終えた大石アンカーマンに乗客役の次長は太鼓判でしたが、指導役の恩地さんは…。

(インストラクター・恩地杏奈さん)
「細かく言っていくともう朝までかかってしまうので…。どれ一つ欠けてもパーフェクトなサービスとは言えませんので、ぜひパーサーの動きを見ていただいてサービスを極めていただけたらなと思います」

「高速化」「大量輸送」で、60年、日本の経済をも支える東海道新幹線。還暦を迎えてなお、より快適でより安全な足として進化を続けています。

CBCテレビ「チャント!」1月31日放送より