愛知県東海市の佐藤仙務(ひさむ)さんは、筋肉が衰えていく難病を抱えています。寝たきりになりながら、10年ほど前からホームページ制作の会社や、飲食店などを経営しています。



安倍元総理と交流があった佐藤仙務さん:
「信じられない気持ち。悔しい気持ち。悲しいし、寂しいし、いろいろな感情が自分の中で交差している」

安倍元総理、妻の昭恵夫人とは、7年ほど前から交流が始まりました。

安倍元総理と交流があった佐藤仙務さん:
「これは前のオフィスに来ていただいた時の写真。政治の話はしなくて、今年で10年目という話をしたときに、安倍さんから会社をおこすのは簡単なことかもしれないが、障害がありながら10年会社を続けることは、なかなかできる事じゃない、とねぎらってくださった」

安倍元総理は、プライベートで佐藤さんのオフィスを訪れたり、佐藤さんが名古屋市内でサンドイッチの店を開いた際には夫婦連名で祝いの花も贈っていました。

さらに、励ましの動画メッセージも。

安倍元総理のビデオメッセージ:
「常に前向きな意欲と素晴らしいビジョンに感動しました。これからも佐藤さんには頑張って多くの皆さんに希望や夢や勇気を与えて頂きたい」

安倍元総理と交流があった佐藤仙務さん:
「“考えるパワー”になる存在だった。みんながみんな安倍さんを応援していたわけではなかっただろうが、元気をもらっていた人は大勢いたと思う」


そして事件後、昭恵夫人からメッセージを受けていた事も明かしてくれました。

安倍元総理と交流があった佐藤仙務さん:
「(昭恵夫人は)この状況でもまわりの方々に気をつかっている」


最後に、事件と今回の選挙について、こう話しました。

安倍元総理と交流があった佐藤仙務さん:
「“今”を変えるために暴力をふるうことは絶対あってはいけない。“どういう日本にしたいか”も大事だが、今の日本がどうなのかを国民一人一人が見つめなおした選挙になった」