花の生産が60年連続で日本一の愛知県。中でも「菊」の出荷量は、全国の4割近くを占めています。お盆や葬儀などで使われるイメージがありますが、なんとクリスマスに贈ろうという新たな取り組みが、始まっています。

色とりどりで形もさまざまな花たち。実はこれ、全部「菊の花」なんです。愛知県は日本一の菊の産地で、出荷量は全国の4割近くを占めます。一大産地の田原市で菊を育てる髙橋央佳さん。

ハウスで栽培しているのは「スプレーマム」という洋菊の花です。“マム”とは菊の英語名「クリサンセマム」から由来したもので、スプレー状に花が広がっていることから「スプレーマム」と呼ばれています。

(日本花き生産協会 スプレーマム部会・髙橋央佳部会長)
「『マム』と言うことによって菊や仏花というイメージから、いろんなところに使ってもらえるイメージを持ってもらうために、クリスマスとマムをかけて『クリスマム』『メリークリスマム』に2年前から取り組んでいる」

髙橋さんが2年前から始めたのは「マム」をクリスマスに贈ろうという企画。
それには理由がありました。