その藤井八冠の地元、愛知県瀬戸市でも市の知名度向上などに大きく貢献したとして、藤井八冠に「名誉市民」の称号を贈り、30日に伝達式が行われました。

藤井八冠は、六段だった2018年に「瀬戸市民栄誉賞」に選ばれましたが、今回はそれを上回る称号です。
藤井八冠は史上最年少、9人目の名誉市民です。
(瀬戸市 川本雅之市長)
「郷土の星。これからも様々な大変な戦いが続くと思うが、瀬戸市をあげて瀬戸市一丸となって応援する」
(藤井聡太八冠)
「街全体で応援をしていただいて、そのことがとても励みになっている。瀬戸市は焼き物の町として有名。毎年9月に『せともの祭』が開催されている。私自身も子どもの頃に毎年行っていた。とても楽しめるお祭りかなと思っている。瀬戸焼きそばというB級グルメもあって、私もたまに家で食べることもある。結構おいしいので多くの方に召し上がっていただけたらなと思う」
このダブル受賞を受け、瀬戸市民は…。
(瀬戸市民)
「光栄、すごいこと。商店街の人たちも前から応援しているが、力になっている」
「同じ瀬戸市民として誇らしい。『瀬戸市ってどこ?』と県外に旅行に行くと、よく聞かれるが『藤井聡太八冠の瀬戸市だよ』と言うと『知ってるよ』と、よく言われる」

盛り上がりは「チャント!」ではお馴染みとなった、こちらでも。
(喫茶スマイル 鈴木松子店長)
「また次のメニューが考えられるなんて幸せ」
瀬戸市の「喫茶スマイル」では、これまでも藤井八冠を応援しようと、タイトル獲得の度などに数々のお祝いの新メニューを考案。
二冠獲得の時には似顔絵が描かれた「ダブルオムライス」。
四冠獲得の時には地元グルメを積み上げた 「四冠タワー」を考案。
六冠獲得の時は6つのコーヒーカップにスイーツなどを入れて積み重ねた「カップ盛り」。
そして10月、史上初の八冠独占の最強棋士誕生を祝い、そばめしやトンカツなどをアレンジしてバースデーケーキに見立てた「スマイル8バースデー」を提供しました。
では瀬戸の名誉市民となった今回は?
瀬戸にこだわり瀬戸焼の器に、瀬戸焼きそば瀬戸豚のとんかつ、さらに似顔絵と名誉市民の文字も入れた特別メニュー!
(喫茶スマイル 鈴木松子店長)
「本当にいろいろな所から来てくれて和気あいあいと、この店でできることがうれしい藤井八冠を通じて、みんなでここに集まって話せるのがうれしい」
お値段は11月30日ということで1130円で、12月1日から新メニューとして登場です。
さらに、市内のこちらのスーパーでは12月1日と2日の2日間限定のセールを行います。
通常、飛騨牛100グラム1800円が約半額の888円に。
卵1パック235円が88円に、他にもほうれん草や惣菜など5品を八冠獲得にちなんで割引きするということです。
(新鮮市場いせや 福丸明男社長)
「藤井八冠のおかげで瀬戸市自体が盛り上がっている。瀬戸の宝」
瀬戸市のお祝いムードはしばらく続きそうです。