6月30日、愛知県体育館で開かれたのは、服を着たまま泳ぐ「着衣泳(ちゃくいえい)」の体験会。
名古屋城などでパフォーマンスを披露する「服部半蔵忍者隊」の2人もやってきました。
体験会は、川や海での水難事故から身を守る方法を知ってもらおうと開かれたもので、小学生と中学生の親子およそ50人が参加。
服を着たままプールに入り、水に濡れた服が体にまとわりつく感覚を確かめました。
(服部半蔵忍者隊)
「動きづらいのはあるな。なかなかじゃ。重いな!はかまに水が入っとる」
忍者でも厳しい状況に陥る水の中…
服を来たまま水の中に入ってしまったら、鉄則として体力を消耗しないよう無理には泳がないこと。上を向いて浮いた状態で助けを待つことを指導されました。
また参加者はペットボトルや、空気でふくらましたビニール袋を使って体を浮かせる方法などがあることも学びました。
(参加者)
「服が水に触れると、重くて大変だということがわかりました」
「身の回りにあるものを抱いたり、首にまいたりするとちゃん浮いて泳げる」
(愛知県体育館スポーツ教室協会 神林俊江理事)
「服を着ていると泳ぎづらい。いくら泳げる人でも溺れるということを一番覚えてほしい」
警察の調べによりますと、コロナ禍の去年、東海地方の海や川の水難事故での死者は51人でした。もしもの場合の対策として、水に浮く方法を知っておくことは大事です。
一方、スポーツ用品店では、急激に売り上げを伸ばしているものには、こんなものも…
(スポーツデポ小牧店 鎌田修矢さん)
「こちらがライフジャケットのコーナーになります」
川や海で使う「ライフジャケット」。
6月下旬頃から購入する客が増え始め、売り上げは、すでに去年の2倍ほどだといいます。
値段は、子ども用がおよそ3000円から。大人用がおよそ5000円からです。売れ行き好調な理由は…

(スポーツデポ小牧店 鎌田修矢さん)
「コロナ禍が収まりつつあるということと、2年ぶりの海開きのようなところもあるので、そういう需要が増えているのでは」
ここ最近の暑さと、コロナ禍での我慢の反動が見てとれるとのこと。海や川でのレジャーには十分お気を付けください。