洗濯物を“ストーブの上”で乾かさない 使う前には掃除を徹底

また、点火する際に燃焼筒をずれたままにしておくと、火が大きくなり、ストーブの上に干してあるタオルなどに燃え移ることもあります。

提供:NITE

(名古屋市消防局 予防課・水野啓介さん)
「洗濯物も乾きにくくなる時期なので、ストーブの上に洗濯物を干していて、洗濯物が落下して燃えたり、ストーブを使ったまま寝ていて、寝返りを打った時に布団がストーブに当たって火事になったりする」

さらに、急に冷え込みが進み、ストーブを使い始めるこの時期には、特に注意が必要なことが。

提供:NITE

ストーブの底に溜まった「ほこり」に引火して起きた火事も、報告されているのです。

(名古屋市消防局 予防課・水野啓介さん)
「(ストーブは)空気を取り込んで、燃焼させるので、空気の取り入れ口にほこりがたまっていると、空気の量が少なくなって、異常燃焼とか、一酸化炭素が発生したりするので、使う前に清掃をお願いしたい」

提供:NITE

そして、ストーブによる火事で最も多かった原因は、給油口のフタの閉め方が緩く、漏れた灯油が火に引火するものです。

高齢者は握力の低下により、フタの閉め方が不十分になり、火事に繋がることもあるといいます。

寒さが厳しくなり、使う機会も多くなるストーブ。

消防は、正しい使い方の確認に加え、高齢者や子どもが使う場合は家族や周囲の人も注意を払ってほしいと呼び掛けています。