神男経験者は「1人でも多くの人が参加できる祭りにしたい」
(国府宮鉄鉾会 津田敏樹さん)
Qこの話はいつ頃浮上した?
「夏前、春先ぐらいではなかったかと。その前から話はあった。『おっ、良いんじゃないの』というのが正直な感想です」

Qなぜ女性参加になった?
「今まで女性は参加していたが裏方だった。『なんで私たちが参加できないの?』となったではないかと思う」
Q地元の祭りをみんなで支えたいという思いですよね?
「衰退していくのが一番怖い。1人でも多くの人が参加できる祭りにしたい」


(夏目みな美キャスター)
初めて聞いたときは「あのはだか祭に女性が?」って驚いたんですが、これも時代の流れなんでしょうか?

(大石邦彦アンカーマン)
そうですね。1200年以上の歴史がある国府宮のはだか祭。大昔はわかりませんけれども、少なくともここ数十年で女性が参加することを、禁じてはいなかったそうなんです。そうした中で、女性から「神事に参加したい」という要望があって、これまで検討が行われてきた、強い反対もなかったそうです。

取材した津田さんは、「神事には子どもたちもこれまで参加していた。女性が参加しても問題はないだろうとみんなで判断した」と話しています。
伝統を守るためには、時代に合わせて変わっていくことも大切なのかもしれません。

人口が減少して、担い手が不足して、地域の祭りや神事を守ることが難しくなっている今、歴史と伝統がある国府宮のはだか祭が大きく舵を切ったことは、他の祭りにも影響を与えそうです。