
土地所有者と業者のやり取りの録音記録が残されています。
(土地所有者)「違法占領やんけ。全然話が違うやんか」
(業者)「とにかく、やるだけのことはやる」
(土地所有者)「じゃいつ撤去する?」
(業者)「6か月後」
(土地所有者)「は?」
(業者)「ボリューム的に」
(土地所有者)「あのボリュームにするからいかんのだろ」

この業者は三重県で残土処理のブローカーをしていました。2019年、私たちはその業者を直撃しました。
(記者)「撤去するご予定はありますか?」
(業者)「当たり前やんか。きちっと うちも仕事だから撤去しますで」

土地所有者が自分で撤去する場合、費用は実に7000万円に上るといいます。

土地所有者の夫婦は業者を訴え、2020年、業者に残土の撤去を命ずる判決が出ました。
業者は、弥富市だけでなく、岐阜県海津市や三重県桑名市などでも同じような残土の山を作り、住民とトラブルになっていましたが…。

【三重 2021年】
(記者)「●さん 今日いらっしゃいますか?」
(業者の妻)「亡くなったので、おりませんよ」
しばらくして亡くなってしまい、土の山はそのまま放置されたままになっています。










