ことし3月、名古屋のマンションから双子の兄弟が転落し死亡した事故を受け、名古屋市は6歳未満の子どもがいる家庭に、窓に取り付ける補助錠を無料で配布する方針を固めました。

この事故はことし3月、名古屋市中区のマンションの7階の部屋の窓から2歳の双子の兄弟が転落して死亡したものです。

(名古屋市 河村市長)
「委員会で検討して補助錠は有効だと。子どもの命は大事にしようと」
事故を受け名古屋市は有識者との懇談会を立ち上げて、再発防止策を協議してきましたが、6歳未満の子どもがいる市内の約8万世帯全てに対し、窓に取り付ける補助錠を無料で配布することを決めました。こうした取り組みは全国で初めてだということで、市は9月の定例議会に関連予算案を提出する方針です。

また、名古屋市は全国に先駆けて子どもの転落防止に関する条例を制定することを検討しています。