11日午前、岐阜県高山市の北アルプス・笠ヶ岳で、登山に来ていた男性が転倒してけがをしました。

警察によりますと11日午前8時ごろ、高山市奥飛騨温泉郷神坂(かんさか)の、北アルプス笠ヶ岳の登山道にある杓子平(しゃくしだいら)付近で、一人で登山に来ていた、千葉県に住む54歳の男性が山を下りる途中、斜面で滑り転倒しました。

男性が携帯電話を使って新穂高登山指導センターに助けを求めたのを受け、センターが119番通報しました。

通報からおよそ2時間後にヘリコプターが現場に到着し、男性は病院に搬送されましたが、右足首を骨折するけがをしたということです。

現場付近の登山道は傾斜が急で、岩や砂まじりで足場が悪い場所が多くあり、普段から転倒事故が多い場所だったということです。