(秋山食品 秋山精治専務)
「大雨の影響で運送会社が遅延していて、まだ届いていない」


売り場には空のショーケース。この食品メーカーは地元のサツマイモを使った揚げまんじゅうが看板商品。大雨でトラックが遅延し、昨日届くはずだった商品がオープン時間に間に合わない事態になったのです。


幸い、12日午後には商品が届き一安心。

また、福岡県南東部のうきは市で半世紀以上ほうきを作り続ける会社では、10日に会社の周辺では膝の高さまで水が来たと言います。


幸い商品は無事でしたが、この日は営業にならなかったとのこと。

天然のシュロが素材のほうきは「名品」の誉れ高い一本一本が手作りの逸品。フローリングが傷つかないことでも人気を呼んでいます。

また、豪雨のほかにも悩みを抱える店が…。

福岡名産のサバずし。


しかし、サバは記録的な不漁に見舞われていて、価格も高騰しています。

さらに、福岡と関門海峡を挟んだ下関ではフグが不漁で、一部の商品については十分な量を準備できなかったといいます。

豪雨に、海の幸の歴史的な不漁。さらには「物価高騰」の大きな波も押し寄せているのです。


(松坂屋名古屋店営業推進部 手嶋浩一朗さん)
「本当に大変。人・物流、いろいろなところにお金がかかって、いろいろなものが値上がりしている」

物産展そのものの存続はこれからどうなるのか伺うと…

(松坂屋名古屋店営業推進部 手嶋浩一朗さん)
「物産展を通して、ほかの都市のおいしいもの、いいものを紹介するの百貨店の使命。なんとか続けていきたい」

松坂屋は今回の九州北部の豪雨を受けて急遽、福岡物産展の売上の一部をその支援にあてることに。今後も手を携え美味しい商品のPRを続けたいといいます。


福岡物産展は松坂屋名古屋店で7月17日まで行われます。