
そんな中…、愛知県津島市の津島北小学校では校内にあるトイレ60基全てが洋式です。


(津島市 学校教育課 木谷時久課長)
「『学校の和式が多いトイレでは、子どもが用を足すのが難しい』とか、子どもや保護者から『汚い・臭い・暗い』という声もあり、洋式化に手をつけなければと」

保護者や子どもたちの声に応えようと、津島市は2012年から総事業費約14億円をかけて、市内全ての小中学校で洋式化を進めてきました。

その結果、いまでは全体の98%が洋式に、一方で…。
(津島市 学校教育課 木谷時久課長)
「災害時に多くの人が体育館や校舎に避難所として来たときに、お年寄りが『和式トイレがいい』と言う場合もあるかもということで、和式を残している学校もある」

「和式がいい」という利用者も想定し「和式」を一部残している学校もあるといいます。
トイレの洋式化について子どもたちは。


(児童)
「(洋式になって)使いやすくなりました。うれしいです」
「とてもきれいになって、座ってできるので使いやすい」

(北小学校 後藤環校長)
「トイレがきれいになったことが子どもたちの喜びでした。便座も温かいですし、トイレに入れば電気がつきますし、子どもたちにとってはトイレに入ることが嫌なものではない状況になっている」
学校は子どもたちが一日の大半を過ごす場所。ストレスなくトイレに行ける環境づくりが求められています。










