3日、全国の観測ポイントで、岐阜県内の観測ポイントがトップ3の暑さを記録。全国的にも暑さが続く中、夜にかけて熱中症対策が必要です。

名古屋市内は朝から晴れて、気温がぐんぐん上がり、この日、午後2時までに34.2℃を記録。
岐阜市は34.7℃と、今年最高の35度に迫る暑さとなりました。
岐阜県の郡上市八幡町と揖斐川町では35度まで上がり、猛暑日に。
八幡町は35.4℃を観測し、全国で一番の暑さとなりました。

(屋外を歩く人)
「めっちゃ暑いです。(対策は)日焼け止め日傘、麦茶」
「日向はムシムシして仕方ない」
また三重県では午前中に、熱中症の危険が極めて高い、”熱中症警戒アラート”がことし初めて発表されました。
外出はなるべく避け、室内ではエアコン等を使い涼しい環境で過ごすなど熱中症に警戒が必要です。

名古屋市中区で戦前から営業し、年間を通じてかき氷を提供する甘味処には客が詰めかけました。
前の日にも、暑さで今年最多の170杯以上が売れたと言います。
この日も…

(客)
「1番おいしいですね、この気温の(中で食べる)かき氷が」
来店していた母親は、7か月の娘が乗るベビーカーの背もたれに、保冷剤を入れるなど、暑さ対策に余念がありません。
(7ヶ月の娘の母親)
「地面にの近くにいるとさらに暑くなってしまうので、暑さ対策をしています」

一方、名古屋市西区の手打ちソバが自慢の店。
昼前に開店すると、すぐに多くの客が訪れました。
(男性客)
「きょうはめちゃくちゃ暑い。もう無理です、そばが食べたかったです、きょうは。(すすった後)うまい!」
そして、こちらの女性は…
(女性客)
「(携帯)扇風機で顔や首を涼しくしています。帽子をかぶって熱中症対策をしています。冷たい物を食べて涼しくなろうかと思います」
この日の注文のほとんどが冷たいソバ。
お昼の約3時間で、温かいソバを注文した人はわずか2人でした。
(手打そば処谷屋 店主 谷幸憲さん)
「そば本来ののどごしも、冷たいそばの方が感じることができると思います

厳しい暑さとなった3日は、30度以上の気温が10時間以上継続することや、24時間以内に急激に気温が上昇して、最高気温と最低気温の差が10度以上になることが予想されたことから、愛知、岐阜、三重それぞれでことし初めての「食中毒警報」が出されました。

ことしは2日までに、愛知県で487人、岐阜県で181人、三重県では41人が食中毒症状が出ていて、3県は県民や飲食店などに対し、調理器具の消毒や適切な温度管理など、食品の取り扱いについて注意を呼び掛けています。

この暑さに加えて、上空に寒気が流れ込み大気の状態が現在も非常に不安定になっていて、気象台は3日夜にかけて竜巻などの激しい突風や落雷、ひょう、急な激しい雨に注意するよう呼びかけています。