将棋の藤井聡太七冠(20)が佐々木大地七段(28)の挑戦を受ける棋聖戦第3局が静岡県で行われています。藤井七冠の“勝負めし”は「カツハヤシ」。勝ってタイトル防衛に王手をかけるのでしょうか。

きょう勝った方がタイトル獲得に“王手”


ベトナムのダナン三日月で6月に行われた棋聖戦第1局は、藤井七冠の勝利。同じく6月に兵庫県のホテルニューアワジで行われた第2局は、佐々木七段の勝利。両者1勝1敗、どちらが勝っても棋聖のタイトルに王手をかける第3局。

“藤井七冠 初手お茶”


会場は、静岡県の沼津御用邸です。先手番の藤井七冠は、いつも通りお茶を一口飲み、初手を指しました。

(藤井七冠 2日の前夜祭)
「第3局を1勝1敗で迎えることになって、このシリーズの行方を左右する重要な1局だと感じています」


(佐々木七段)
「山場となる第3局、鬼門の後手番ということで、精一杯準備してきたんですが、どうなるかは明日のお楽しみということで。良い結果になるように頑張りたい」


八冠を目指す、藤井七冠にとって、3日も「負けられない」対局。過去15回登場したタイトル戦では、連敗無しの藤井七冠ですが、勝負めしも「勝ち」にこだわったのでしょうか。


今回、対局会場となった静岡県沼津市は、2人に食べてもらいたい「地元のグルメ」を市民から募集。


魚介類などが贅沢に乗った丼や、近海で採れた新鮮な魚の握り寿司、サクサクのアジフライ定食、黒毛和牛のステーキ重、具がたっぷり入った餃子など6品の中から藤井七冠が選んだのは、地元の老舗洋食店の名物「カツハヤシ」でした。


ステーキのように分厚いトンカツに、デミグラスソースがタップリかかったボリューム満点のメニューです。