6月初めの記録的な大雨で、愛知県では農林水産関係の被害額が一週間前の集計から2億円増え、68億円以上に上っていることがわかりました。

愛知県では6月2日に線状降水帯が発生するなど記録的な大雨となり、豊橋市や豊川市を中心に住宅の全壊や床上・床下浸水などの被害が相次ぎました。
県によりますと、この大雨による農林水産関係の被害総額は26日現在で68億4600万円余りに上り、一週間前に発表した被害額よりもさらに2億円増えたことがわかりました。

このうち、農地に土砂が流入するなどし赤しそやスイートコーン、ミニトマトなどの野菜の他、いちじくやみかんなどの果物、さらにハウスなどを含めた農業の被害額は約22億9100万円に上っています。

また、林業は約24億4300万円、水産業は約1億1500万円となっています。県では、被害状況を順次国に報告し支援を求めていく考えです。