名古屋刑務所で受刑者3人が繰り返し暴行を受けるなどした問題を受け、第三者委員会は21日、再発防止に向けた提言書を法務大臣に提出しました。

名古屋刑務所では去年、刑務官22人が男性受刑者3人に対し、日常的に顔や手をたたくなどの暴行や暴言を繰り返していたことが発覚し、かかわった刑務官13人は特別公務員暴行陵虐などの疑いで書類送検されています。

問題を検証していた第三者委員会は、監視カメラ映像の検証などを行った上で再発防止策をまとめ、21日、斉藤法務大臣に提言書を提出しました。

提言書には刑務官に行動を常時撮影できるウェアラブルカメラを装着させ、遠隔地から上司がアドバイスできる体制を整えることなどが盛り込まれました。