全仏オープンの車いすテニスで初優勝した、愛知県一宮市出身の小田凱人選手が20日帰国し、会見で今の気持ちを語りました。

(愛知・一宮市出身 小田凱人選手)
「決勝戦の最後のマッチポイントの感覚というものは、他の大会だったりでは感じられないぐらい自分の中でも手が震えてましたし。
本当に心臓が飛び出るのではないかというぐらい、緊張というか感動という感覚は今でもすごく覚えているので。

ただ、それを達成した後には、すぐにでもウィンブルドンでのタイトルを取りたいぐらいの、(四大大会での優勝を)何度も経験したい、より多く達成したいという気持ちが今は本当に大きいので。
あれだけの試合展開を経験した今では、あきることはないなと改めて感じました。

病気して車いすテニスを始めることになったときに、もし(自分に)声を掛けるとしたら『そのまま自分らしさを大切にがんばって』と言うと思います。

パラリンピックという舞台は4年に一度なので、それだけの貴重な舞台になるし、やっぱりパラスポーツなのでパラリンピックの舞台が一番、僕の中では意識している部分なので、それを何度取れるかというところは、これからも意識したいし、どこまでいけるかというところは自分の中ではすごく楽しみです」