東海地方が梅雨入りしてから3週間以上が経ちました。
そんな中、傘の持ち方に「物申す」ある医師の投稿がSNSで話題になっています。

「こんな歩き方をしている人を街中で見かけます。きょうからやめてください、お願い」
2023年5月29日にSNSに投稿された、この言葉。
傘を横からつかんで持ち運ぶ、いわゆる「横持ち」に注意喚起をするもので、2800を超える「いいね」が付くなど、大きな反響をよんでいます。

この投稿をしたのは、岐阜県多治見市にある病院の眼科医、宇佐美欽通医師です。
(宇佐美欽通医師)
「街中でいまだに危険な持ち方をする人を散見する。子どもの目の高さや階段なら大人の目の高さにもなり得るので、とても危険な持ち方」

雨上がりの名古屋・栄にも傘を「横持ち」する人の姿が。
傘を横持ちするリスクについて、宇佐美医師は、こう指摘します。

(宇佐美欽通医師)
「強い衝撃があった場合には眼球に強いエネルギーがかかるので、水晶体と呼ばれる内部構造の一部や網膜も損傷して、見る能力が下がる可能性がある」
最悪の場合には失明に至ることもあるといいます。
極めて危険な傘の「横持ち」について、街の人は…。
(20代女性)
Q傘が当たったことは?
「あります。足の辺りに(傘の先が)くる」
(2歳児の父親)
「危ないですよね。子どもは視界に入りづらい」
(1歳児の母親)
「子どもの場合は横持ちしていなくても(傘を)振られると、少し怖い」
では万が一、周りの人に怪我をさせてしまった場合、どうなるのでしょうか?