生き生きと走る馬の姿を和紙に描いた、縁起物の「紙絵馬」作りが岐阜県高山市で最盛期を迎えています。

家内安全や商売繁盛などを願う縁起物の「紙絵馬」。
8月に開催される飛騨高山の夏の風物詩「松倉絵馬市」を前に、江戸時代末期から続く池本屋では家族で、和紙に馬を描く作業に追われています。


飛騨地方では古くから「幸せが駆け込むように」と馬の顔を家の中に向けて玄関に飾る風習があります。
6代目の池本幸司さんは古くから伝わる技法やしきたりを忠実に受け継いでいて、白い和紙に一はけ、一はけ、たてがみを描き込み、絵の具で色付けして完成させます。


地元の人だけでなく観光客にも人気がある「紙絵馬」。

8月の絵馬市までに、大小合わせて約1000枚を仕上げるということです。