
沙羅双樹として知られるナツツバキが、三重県津市の寺で白い花を咲かせ、見頃を迎えています。

津市河芸町の円光寺に咲く直径5センチほどの白い可憐な花、ナツツバキ。朝に咲いた花が夜には地面に落ちてしまう一日花です。

その儚さから、日本では古くから、ナツツバキは沙羅双樹と呼ばれ、平家物語の冒頭にも、「沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらわす」と、儚いものの例えとして記されています。
円光寺には10本のナツツバキが植えられていて、住職によると6月20日ごろまでは涼しげな白い花と緑の葉のコントラストを楽しめるということです。
