3年連続日本一の図書館が愛知県に…

(夏目キャスター)
「入るとすぐ右手、こちらカフェスペースになってるんですね」

夏目キャスターが訪ねたのは、2017年オープンした「安城市図書情報館」。複合商業施設の中に作られています。

(安城市 アンフォーレ課 足立 結さん)
「同規模自治体の中で(貸出数)1位という記録をいただいています」

オープン翌年の2018年から3年連続日本一の貸出冊数を記録した、もっとも利用されている図書館なんです。

(夏目キャスター)
「すごく開放的、そして綺麗。あとですね、ただシーンとしている図書館ではなくて、何となく生活とすごく近い距離にある図書館だなっていうのを感じます」

来たくなる秘密の一つがこの特設展示コーナー。書店のようにおすすめの本を紹介し、手に取りやすいように並べています。

そして、本だけではありません。

(夏目キャスター)
「こちらが図書館の児童書のコーナーなんですけど、このコーナーの一角、0歳から3歳までのお子さんが遊べる、そして選んできた本をここで読むことももちろんできるそうなんですが、子育ての相談もできるそうなんですよ。こういうのを子育て世帯は望んでいるんですよ」

「電車好きなの?」
(子ども)「ポッツポー、でんちゃ」
「(子どもが)生き生きしています」

全国的にも珍しいこんなサービスも。

(安城市 アンフォーレ課 足立 結さん)
「本を24時間いつでも受け取りができる機械になっています。年末年始でもいつでも年中受け取りができます」

Webで本を予約し、図書館の外にある機械の中に自分専用のカードを差し込み、しばらくすると…

(夏目キャスター)
「来ました来ました。なんか自動販売機というか車の立体駐車場というか、面白い」

そして今回、夏目キャスターが一番気に入ったサービスが…

(安城市 アンフォーレ課 足立 結さん)
「こちら読書通帳になりまして、利用者が過去に読んだ本を記録することができる通帳になっています」

今までに借りた本のタイトル、日付、そして本の定価まで記録した「読書通帳」なんです。

(夏目キャスター)
「見てください、今までに読んだ本、累計合計金額35万円。何でしょうこの得した気分」

(安城市 アンフォーレ課 足立 結さん)
「こちらも無料で読めているわけなので」

こうした数々の工夫があって、1日平均なんと1700人以上、年間52万人の入館者があるんです。

図書館は子供から大人までお金をかけずに学べる大切な行政サービス。
名古屋市の大再編には利用者第一のアイデアが求められます。

2023年5月26日放送 CBCテレビ「チャント!」より