3年後に愛知県を中心に開催されるアジア競技大会の「競泳」と「飛び込み」の会場をめぐり、大会組織委員会が、名古屋での開催を断念し東京に変更する方向で調整を進めていることが分かりました。

2026年のアジア競技大会の「競泳」と「飛び込み」は、南区の名古屋市総合体育館レインボープールが会場となる予定でした。

大会関係者によりますと、この会場をめぐり、OCA=アジア・オリンピック評議会などが、愛知県と名古屋市でつくる大会組織委員会に対し、これまでに「プールサイドの幅が狭く大会の条件に見合わない」「メイン用と練習用のプールの移動距離が長い」などと指摘し、対応策を求めていました。

こうした中、先月末に改めてOCA側から「名古屋での開催は困難である」と通告があり、大会組織委員会は、おととしの東京オリンピックの水泳会場での実施に向けて調整を進めているということです。