「新幹線も停まりますし、そこが寂れるわけにはいかない」

(中部ガス不動産 赤間真吾社長)
「昭和40年代は週末になると、もう歩けないぐらい人がいた。豊橋の駅前は東三河全体の玄関口みたいな。新幹線も停まりますし、そこが寂れるわけにはいかない」

こちらは、豊橋駅の東口から約400メートル。

街のにぎわいを作り出そうと2021年7月に新たにオープンした24階建ての複合ビル「emCAMPUS(エムキャンパス)」。

低層階にはカフェや、東三河で作られた野菜などが買えるスペースのほか、図書館などがあります。

また6階から24階は分譲マンションで、129ある部屋はすぐに完売になったということです。豊橋駅周辺のマンション需要の高まりは単に「新幹線が停まる駅が近いから」という理由だけではないようで…。

(中部ガス不動産 赤間真吾社長)
「スーパーもあり、子どもが楽しめる施設もあり、コンサートをやる所もあるということで。人が住むのに駅も近くて便利なんじゃないかということで、マンションがどんどんできてきたという地域的な背景があるのかな」

豊橋駅前の再開発について、街の人にも聞いてみると…。

(街の人)
「図書館とか、いろんな子ども用の施設とかもできているので、暮らしやすくていい」
「再開発が進んでいって、街としても魅力が上がって、大学とか仕事で違う地域に離れている方もまた戻ってきて、ここに住んでみようかなと思ってくれる人がたくさん増えていったらいいなと思う」

人口は、2010年の約37万6000人をピークに緩やかに減少している豊橋市。市の玄関口である豊橋駅前に居住者を増やし、街のにぎわいを取り戻すべく再開発は続きます。

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