27日から静岡市で始まる、将棋の名人戦七番勝負第2局を前に、挑戦者の藤井聡太六冠(20)と4連覇のかかる渡辺明名人(39)が、対局に使う駒などを確認する「検分」に臨みました。

名人戦は、持ち時間がそれぞれ9時間と、タイトル戦で最も長く、先に4勝した方がタイトルを獲得します。

初戦を白星で飾り、第2局で先手の挑戦者・藤井六冠が連勝し、最年少の七冠達成に勢いづくか。もしくは、4連覇を狙う渡辺明名人が1勝1敗のタイに持ち込むか。


夜には前夜祭が行われ、この中で、藤井六冠は「3週間ほど前に第1局がありましたが、その中で名人戦という舞台で対局できることの喜びをとても強く感じました。2日間、盤上に集中して、良い将棋に出来るよう頑張りたいと思っています」と話しました。


名人戦七番勝負第2局は、27日午前9時に始まり、28日夜までに決着する見込みです。