激しい音と共に炎に包まれた中型トラック。

愛知・一宮市 4月17日 視聴者提供

運転していた60代の男性が手にやけどを負いました。

愛知・一宮市 4月17日 視聴者提供

男性は「走行中に異変を感じてトラックを止めたところ火が出た」と話していたということで、車両の故障が原因とみられています。

一般的に車両火災につながる原因について「JAF=日本自動車連盟」に聞いてみたところ…。

(JAF愛知支部 広報担当 武藤敏行さん)
「車両には様々な可燃性の液体が搭載されている、そういったものが漏れ出して引火につながる。それから電気配線などが破損すると、その電気配線がショートすることによって火を発することがある」

ゴールデンウィーク期間に長距離の移動中や長い渋滞の列で、こうしたトラブルに見舞われないためには一体どうしたらいいのでしょうか。

(JAF愛知支部 広報担当 武藤敏行さん)
「エンジンオイルの漏れや液体の漏れがないかを、しっかりと確認していただきたい」

やはり肝心なのは、日頃の点検とのこと。

なかなかエンジンルームを開けることがないというドライバーも、バッテリー液やエンジンオイルなどが規定の量を満たしているかなど、この機会に充分な確認をしておくことが重要です。

他にもチェックしておきたいのがタイヤ。

空気圧が不足しているとパンクの原因になります。

亀裂が入っていないか、溝が減っていないかなども、しっかり確認を。

(JAF愛知支部 広報担当 武藤敏行さん)
「特に行楽シーズンになりますので、大きな渋滞や万が一トラブルがあったときも、すぐに救援が来られないといった環境を想定して、まずは絶対に自分がトラブルを起こさないという気持ちで、しっかりとした点検をしていただきたい」

JAF愛知支部によりますと、渋滞の影響で到着するまでに、通常の倍の時間がかかることもあるそうです。

また、今の時季でも車内の温度には注意が必要です。

5月の晴れた日に駐車中の車内の温度変化について調べたJAFの実験によりますと、エアコンなしの車内の温度は1時間後、軽ワゴン車は約12℃、大型SUVは18℃以上も上昇。

ダッシュボード部分の温度は軽ワゴン車が41℃、大型SUVは何と57.3℃に達しました。

フロントガラスが大きいと、その分温度が上がりやすく、真夏でないからといって油断するのは禁物。

キャンプに使うガス缶やライターなどを車内に積んでいる時には、より注意が必要です。

(JAF愛知支部 広報担当 武藤敏行さん)
「過ごしやすいから少しぐらい車内に何か放置しても大丈夫かなという油断を非常にしやすい時季。思わぬトラブルにつながる可能性がありますので、注意をお願いします」