今やあらゆる場面で導入が進められるデジタル化。自動車の無人運転。マイナンバーによる個人情報の一元管理。AIに質問すれば論文や絵も書いてもらえるご時世。良いこと尽くしではありませんが、否が応でもデジタル化は進んでいます。

しかし、街の医院や病院はまだまだ”紙だらけ”。医療を大きく変えるといわれる「DX」から遠い状況のようです。


名古屋市中村区のクリニックでは。

(細川外科クリニック 細川慶二郎医師)
「まだまだ手書きで患者さんの住所や名前、電話番号、所見を書き写し、最後に印鑑を押して(自治体に)提出する」

電子カルテに、CTやMRIといった画像診断の電子データなど、デジタル化はある程度進んでいますが、その使い方は今も紙だらけ、手書きだらけです。


それは個人のクリニックだけでなく、高度医療や災害医療を担う大規模な拠点病院でも同様です。

愛知県豊明市の藤田医科大学病院。ここでは患者のデータをどう扱っているのでしょうか。