14日と15日に行われた、岐阜県高山市の「春の高山祭」。昼とはまた違った表情を見せる「夜祭(よまつり)」は6年ぶりの開催となりました。

2日目となる15日は、あいにくの雨となりましたが、去年の3倍以上となる16万8000人の観光客で賑わいました。

新型コロナや悪天候による縮小開催が続き、からくり奉納や屋台の曳き揃えなど、本来の姿が戻ったのは、実に4年ぶりです。
(オランダから来た観光客)
「素晴らしい、天気もいいしね」

そして、実に6年ぶりの開催となったのが、提灯のともされた屋台が通りに連なる「夜祭(よまつり)」です。

絢爛豪華な屋台11台には、それぞれ約100個の提灯がつけられ、約2時間半かけてゆっくりと古い町並みを巡りました。

地元の人は…
(高山市民)
「楽しかった」「血が騒ぐ。テンションが上がる。高山祭が戻ってきた感じがして、私たちの素敵な文化を色々な人に見てもらえて嬉しい」
一方、観光客は…
(観光客)
「提灯もすごく素敵だし、町並みに合っていてさらに素敵だった」


また今回、以前の姿を取り戻したのがもう一つ。欧米を中心に、多くの外国人観光客の姿も戻ってきました。
(アメリカから)
「なんと表現したら良いのか分からないくらい素晴らしかった」
(フランスから)
「とても素晴らしかった。一生忘れないでしょう」
(イスラエルから)
「屋台の繊細な作りが素晴らしかった」
昼も夜も本来の姿を取り戻した高山祭。コロナ禍から着実に前へ進んでいます。