3連覇をかけた将棋の藤井聡太六冠(20)が、菅井竜也八段(30)の挑戦を受ける叡王戦五番勝負の第1局は、藤井六冠が147手で菅井八段に勝利しました。シリーズ初戦を藤井六冠が白星で飾っています。
11日に開幕した「叡王戦五番勝負」の舞台は、徳川家康が関ヶ原の合戦を前に勝利を祈願したという東京の神田明神。
3連覇を目指す藤井六冠に挑戦するのは、菅井竜也八段(30)です。これまでの両者の対戦は5勝3敗で藤井六冠がリードしています。
4月5日に開幕した「名人戦」では初戦に勝ち、藤井六冠は史上2人目の「七冠」獲得と最年少名人に向け好スタートを切りました。
(藤井聡太六冠:20歳)
「名人戦と合わせて注目していただけるシリーズになると思っているので、それに応えられるような熱戦にできるように頑張りたい」
(菅井竜也八段:30歳)
「最強の棋士というか、そういう存在ですし、いい勝負で中・終盤を迎えるのが一つのテーマ」

先に3勝でタイトルを獲得する「叡王戦」。きょうの第1局を勝利した藤井六冠は、あと2勝でタイトル防衛です。
第2局は4月23日に名古屋市中区の「名古屋東急ホテル」で行われます。