4月6日に将棋の名人戦で白星スタートを切った藤井聡太六冠(20)。11日からは今年度初の防衛戦、叡王(えいおう)戦五番勝負に臨みます。10日、その意気込みを語りました。


関ヶ原の合戦を前に徳川家康が必勝祈願したという東京・千代田区の神田明神。10日必勝祈願したのは藤井聡太六冠です。


5日・6日の名人戦に続き、11日からはタイトル3連覇を目指し菅井竜也(すがいたつや)八段(30)の挑戦を受ける、叡王戦五番勝負が開幕します。

これまでの対戦成績は5勝3敗で藤井六冠がリード。きょうは対局室や使う駒などを確認する検分を行い意気込みを語りました。

(藤井聡太六冠)
「名人戦と合わせて注目していただけるシリーズになると思っているので、それに応えられるような熱戦にできるように頑張りたい」

一方、藤井六冠とタイトル戦では初めて対決する菅井八段は。

(菅井八段)
「最強の棋士というかそういう存在ですし、いい勝負で中・終盤を迎えるのが自分としては一つのテーマ」

先に3勝でタイトルを獲得する叡王戦。持ち時間はそれぞれ4時間で、第1局は11日午前9時から始まり、夜には決着する見込みです。