(万松寺 大藤元裕住職)
「さい銭泥棒が歴史的にある」

2022年5月、名古屋市北区の神社に設置された防犯カメラの映像には、不届きなさい銭泥棒の姿が映っています。こうした被害はあちこちで起きているだけに、寺や神社では、対策を真剣に考えなければならない時代に。

(万松寺 大藤元裕住職)
「(万松寺でも)年に1度ほど発生する。中身を取られるより、さい銭箱を壊される方がお金がかかる」

さらに、キャッシュレスになることで、寺が硬貨のさい銭を銀行で両替する際に発生する手数料が削減可能に。さらに、参拝者はコインをお土産として持ち帰ることもできます。万松寺の御朱印をもらう時にも、このコインを使うことが可能です。

この日、コインを購入した人は…

(コインを購入した参拝客)
「一枚、話の種に欲しいと思って。(普段)支払いは(キャッシュレス)ばかりなので良いと思う」
(万松寺 大藤元裕住職)
「仏様に手を合わせていただいて。何よりもお参りをする人が幸福になってもらうことが一番」

手持ちの小銭無しでもお参り可能な「バンショウジコイン」。持ち帰ってもOKで、寺はさい銭の盗難防止にもなり、両替手数料も不要に。そして、何よりお参りの風習も残せるということで、コインひとつでメリットが様々!

キャッシュレス時代の新たな取り組みです。