世界が注目する新種のイソギンチャクが三重県の鳥羽水族館に展示されています。

展示されているのは駿河湾で採取された「ヒメキンカライソギンチャク」です。

千葉県から三重県の深海に生息し、ヤドカリが使う巻貝の上に付着して自分の分泌液で付着した貝を大きくする極めて珍しい生態を持っています。

東京大学、福山大学との共同研究で新種として報告され、国際的な海洋生物のデータベースで2022年の「世界の注目すべき海洋生物の新種トップ10」に選ばれました。

(鳥羽水族館 森滝丈也・学芸員)
「あまり気に留められていない生き物が注目され水族館としても、とても名誉なこと」

このイソギンチャクは鳥羽水族館の「へんな生きもの研究所」コーナーに展示されています。