新年度を前に名古屋市中区の高校でスタントマンが自転車の交通事故を再現し、危険性を知ってもらう交通安全教室が開かれました。


13日に、名古屋市中区の愛知産業大学工業高校で行われた交通安全教室では、スタントマンが、自転車の傘さし運転や携帯電話を使いながらの運転で起きる事故など、7種類の危険な 運転を再現しました。


これは、新年度を前に事故の危険性を知ってもらおうと警察などが企画したもので、参加したおよそ770人の生徒たちは、その迫力に驚きながら交通ルールを学んでいました。


警察によりますと去年、中区で自転車が関係する人身事故は252件で、事故を経験したことがある高校2年生の乾隼人さんは、「一歩間違えたら命を落とすし被害者にも加害者にもなりかねないと感じたので、自転車の運転を見直したい」と話しました。

この学校では4月1日から校則でヘルメット着用を義務づけるということです。