東京では、きょう(14日)サクラの開花が発表されました。平年より10日ほど早い開花です。では、名古屋のサクラはどうなのか。気象予報士の桜沢さんが調べてきました。

東京都千代田区の靖国神社にあるソメイヨシノの標本木。

(東京管区気象台の職員)
「東京のサクラの開花を発表します」

きょう(14日)午後2時頃、気象台の職員が観測したところ、11輪の花が咲いているのが確認され、東京のサクラの開花が発表されました。これは1953年に統計を開始して以来、2020年・2021年と並んで最も早い記録で、ソメイヨシノとしてはことし全国で最も早い開花となりました。

(報告:桜沢信司・気象予報士)
「では、名古屋はどうなのか。こちらが名古屋地方気象台で観測しているソメイヨシノの標本木です。まだ1輪も咲いていません。ただ、きのう(13日)来た時に比べると、つぼみがさらに膨らんで、ピンク色の花びらが見えているつぼみが多くなっています」

同じつぼみで比べてみると、先週の水曜日(8日)では少し膨らんでいるものの、まだ固そうな状態でしたが…、きのう(13日)はつぼみの下の方がかなり膨らんだのがわかります。そして、きょうはさらに膨らんでピンク色の花びらが少し見えていました。

気象会社のウェザーマップによりますと、名古屋のソメイヨシノの開花は今週金曜日の17日で、満開は26日になる見込みです。そうなると楽しみなのがお花見。

(報告:桜沢信司・気象予報士)
「サクラの名所、鶴舞公園のソメイヨシノのつぼみも、だいぶ膨らんできました。開花直前です。ということで、ことしも木の下での『お花見』は禁止されている鶴舞公園ですが、早くも柵が設置されています」

ピンク色の花びらが見え、サクラのつぼみが少しずつほころび始めた鶴舞公園。3月24日から「お花見」のイベントが始まるのを前に、樹木の保全のための柵を設置する作業が行われていました。


鶴舞公園ではことし、「お花見」の際の飲酒を伴う宴会が4年ぶりにできるように。5人以上が集まっての飲食も制限はありませんが、シートやテントによる広い範囲の場所取りは控えてほしいとのことです。一方、今でも花見ができるのが…。

(報告:桜沢信司・気象予報士)
「こちらはもう、春まっさかり。早咲きのオオカンザクラ。つぼみもほとんどなく、ちょうど今、満開です」



名古屋市東区では早咲きのオオカンザクラが満開に。1.4キロにわたって約140本のサクラが植えられていて、きれいな花を咲かせていました。春本番も、もうすぐです!