(愛知県 防災危機管理課 稲石和豊さん)
「そうですね。大型のヘリコプターが離発着できる大きさです。一度に約50人の人たちを搬送することができます」

(斉藤初音アナウンサー)
「50人!かなり人数が多い、ヘリコプターが離着陸できるということですね。

ではこういった活動拠点が作られたことについて、地域の方々はどのように感じているのか、こちらの活動拠点の隣にある高齢者施設「佐屋苑(さやえん)の園長、大原さんにお話を聞きます。こういった施設についてどのように感じていますか」

高齢者施設の2階からスロープで移動

(特別養護老人ホーム 愛厚ホーム佐屋苑 大原好夫さん)
「佐屋苑の利用者は、ほとんどの方が車椅子で移動しています。津波などの災害が発生したとき、この活動拠点とホームとがスロープで繋がれているということで、非常に助かっています。

また地域の人たちが被災して、けがをした際、佐屋苑の看護スタッフが処置室等で治療するなどの協力もしたいと考えています」

(斉藤初音アナウンサー)
「施設に入られている方も、1階に行ってから、またこちらの施設に移動するわけではなくて、2階から直接スロープで移動できるということになると安心ですよね。こういった施設を愛知県はどのように今後進めていくんでしょうか」

今後西尾市や弥富市、豊橋市にも

(愛知県 防災危機管理課 稲石和豊さん)
「はい。愛知県では、愛西市の他に西尾市で2024年度内に供用開始を目標に進めていまして、弥富市、豊橋市も整備を進めていきたいと考えています」

(斉藤初音アナウンサー)
「南海トラフ巨大地震が発生するとされている中、こういった災害救助の拠点となる場所の重要性は今後も高まってきそうです」