きょう(8日)の東海地方は各地でポカポカ陽気となりました。この暖かさでサクラのつぼみは膨らんだのでしょうか。また、ことしのお花見のルールに変更は?

(報告:桜沢信司・気象予報士)
「名古屋市内、日差したっぷりで過ごしやすいです。薄着でも十分過ごせる陽気で、上着を脱いで歩いている人もいます」

名古屋市内は、きょうも気温が上がり最高気温は名古屋で2日連続で20℃を超え、東海地方は4月中旬から下旬並みの所が多く、ポカポカ陽気となりました。

(名古屋市内で街頭インタビュー)
「暖かいので上着を着なくてもいいかな」
「(半袖でも)寒くない。暑いと思っている。子どもは体温が高いので、あまり厚着しすぎると汗をかいたりするので、気をつかって調整している」

この暖かさで愛知県岡崎市の乙川の堤防では「葵桜」の愛称で親しまれる、早咲きの河津桜が咲き始め、春の訪れを告げています。去年より10日ほど早い2月中旬に開花し、現在は場所によって5分から7分咲きとなっており、今週末には満開を迎えそうだということです。

春といえばこちらも。

(報告:桜沢信司・気象予報士)
「名古屋城です。こちらも春真っ盛り。梅の花がすっかり見ごろを迎えています。少し離れていても梅の香りが漂ってきます」

名古屋城には約60本の梅の木があり、早咲きのものは、きれいな花を咲かせていました。そして…。

(報告:桜沢信司・気象予報士)
「こちらは早咲きのオオカンザクラ。だいぶ咲いてきました」

オオカンザクラは、きょうは2分咲きで今週末、見ごろを迎えそうです。一方で…。

(報告:桜沢信司・気象予報士)
「シダレザクラは、まだまだ冬枯れ状態ですね。つぼみも膨らんでいません」

シダレザクラはこれから。ソメイヨシノは少しつぼみが膨らんでいました。サクラが咲き進むと楽しみなのがお花見です。

3月24日から4月9日まで「名古屋城桜まつり」が開催され、約10種類、1000本のサクラを楽しむことができます。ことしの「お花見ルール」については、これから検討していくということです。

そして、こちらも人気スポットの名古屋市昭和区の鶴舞公園。

(報告:桜沢信司・気象予報士)
「鶴舞公園です。こちらのサクラ、ソメイヨシノはまだ咲いていません。ただ、つぼみはちょっと膨らんで緑の部分が見えてきました。咲くのが楽しみですね」

こちらでは約750本のサクラが楽しめますが、去年は新型コロナの感染防止対策として「食べ歩き」や「飲酒を伴う宴会」「5人以上が集まっての飲食」などの禁止事項が設けられましたが、ことしは…。

(鶴舞公園 佐々木辰夫さん)
「ことしは夜のライトアップも行いますし、アルコールの提供もある」

ことしもサクラの木の近くには柵が設置されますが、マスク着用は個人の判断になることを受けて、制限が緩和されます。

飲酒を伴う宴会はOK。5人以上が集まっての飲食についても制限はなし、ただし、シートやテントによる場所取りは控えてほしいとのことです。

(来園者)
「サクラは好きなので楽しみ」
「仲いい子たちを集めて、みんなで楽しみたい」
「飲酒しながら距離感を近づけるのも一つの面白さではあるのかなと思うので」
「(子どもが)9か月になります。初めてのサクラ。家族3人で(サクラが咲いたら)また来たい」