岐阜県高山市の中学校は、きょう(8日)が卒業式。手作りの「みこし」で、お世話になった先生を担ぐ伝統行事が行われました。


高山市の東山中学校では卒業式が終わると、この「卒業みこし」がやってきます。40年以上前から続く学校の伝統行事で、お世話になった先生を卒業生手作りの「みこし」で担いで感謝の気持ちを伝えます。


「みこし」は卒業生113人が約1か月かけてクラスごとに作ったもので、担任の写真やイラストに、感謝のことばが添えられています。

ことしは3年ぶりに在校生も校舎の外で「卒業みこし」を見守ることが許されました。約50メートルを練り歩いた卒業生は…。


(卒業生)
「めっちゃ楽しかったです。めちゃめちゃ最高です」
「コロナだからこその成長。他の3年生とかと違う3年間を過ごせて、僕はよかったと思う」

「みこし」に担がれた先生たちは…。


(みこしに担がれた先生)
「コロナで大変だったけれど、温かい子どもたちに成長してくれた」
「担任冥利に尽きます。また、きょうも一生忘れられない1日になった」


先生にとっても「忘れられない思い出」となったようです。