全国2例目、政令市では初めてです。
7日の名古屋市2月議会で、エスカレーターを立ち止まって利用することを義務付けた条例案が全会一致で可決されました。


この条例案は、エスカレーターでの事故を防ぐため、歩いて利用することを禁止し、立ち止まることを義務付けるものです。

また、エスカレーターの管理者にも立ち止まっての利用の周知を義務付けます。
どちらも罰則はありません。


名古屋市消防によりますと昨年度、エスカレーターの利用者が転倒するなどして救急隊が出動した件数は133件に上ります。

名古屋市は条例化に踏み切った理由について、「大きな事故が起きてからでは遅いので早いスケジュールでやりたかった」と話しています。


「エスカレーターを歩かない条例」は埼玉県に次いで全国2例目、政令指定都市では初めてで、名古屋市はことし10月に施行する予定です。