繁殖のため、ことし1月から愛知県にお嫁入りしていたセイウチが、三重県伊勢市の実家に帰ってきました。

28日午前、「伊勢シーパラダイス」にやってきた1台のトラック。中に乗っていたのは…、メスのセイウチの「タンポポ」です。

タンポポは繁殖のため、1月31日から愛知県美浜町の「南知多ビーチランド」に期間限定で貸し出され、オスのセイウチ「キック」と同居していました。

実は、タンポポは2年前にも南知多ビーチランドに貸し出されていましたが、その際は残念ながら、妊娠には至りませんでした。しかし、今回は…。

(伊勢シーパラダイス 田村龍太館長)
「無事に帰ってきたことと交尾の確認ができたことが一番大きい」

28日、1か月ぶりに里帰りしたタンポポを出迎えたのは、同じく伊勢シーパラダイスで飼育されているメスのセイウチの「ヒマワリ」。

実はヒマワリは現在、妊娠中で、ことし6月には赤ちゃんが生まれる予定なんです。

今回、2頭仲良くおめでたとなるのでしょうか。タンポポが妊娠しているかどうかは、ことしの秋には明らかになるということです。