名古屋市の堀川などに、ボラが大量発生。そのボラ目当てに、名古屋城やその周辺でいま、「カワウ」や「サギ」が群れを成していて、フン害が問題となっています。23日午後5時頃の様子を取材しました。
(CBC 荒川栞記者)「名古屋城のお堀にやって来ました。上空を見ると何羽かカワウが飛んでいます。
あの木見てください。ほぼすべてに止まっていいます。数えてみます。1、2、3、あの一帯だけで百羽以上いるんじゃないでしょうか
カワウの群れが列をつくってこちらにやって来ました。また来た…およそ30分前から比べますとかなり数が増えてきました。
フンを落としているせいか、時折水面からポチャポチャという音が聞こえてきます。よく見ると白いサギもとまっています。ゆっくりと羽を休めています。
名古屋城周辺の道路には、カワウたちが落としたんでしょうか、魚が落ちています」

カワウの生態に詳しい名城大学 橋本啓史准教授は、「どんどん巣が増える前にボラいなくなるか、追い払いをするかしないと、大規模な集団繁殖地になってしまう」と警鐘を鳴らしています。