トヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎さんが14日97歳で亡くなり、愛知県豊田市でも哀悼の声があがっています。
トヨタ自動車が運営するトヨタ工業学園は、15日が卒業式です。
卒業生246人が出席し、豊田章一郎さんを偲ぶ黙とうが行われました。
卒業式には、豊田章一郎さんの長男で、トヨタ自動車の豊田章男社長が出席する予定でしたが、訃報を受け、欠席になりました。
14日に97歳で亡くなった豊田章一郎さんは、トヨタの創業者・豊田喜一郎氏の長男で、1952年にトヨタ自動車工業に入社し、1982年、トヨタ自動車工業とトヨタ自動車販売が合併して現在のトヨタ自動車が誕生すると同時に、初代社長に就任しました。
また、1994年から経団連会長も務め、2005年には愛・地球博で博覧会協会の会長などを歴任しました。

(トヨタ自動車の従業員)「まだきちんと受け止められていないのが現状」
「トヨタの成長期にいろいろな影響を与えて下さった方だと思うので残念」
「3回くらい会ったことがあるが、頑固一徹じゃないけど一つ筋があっていい人」
トヨタ自動車によりますと、豊田章一郎さんの葬儀は近親者のみで行われ、後日、「お別れの会」が開かれる予定です。